個人投資家初心者・中級者が
株式投資や先物取引で成功するための質問と回答
株式投資や先物取引を行なっている個人投資家の方からのご質問と
回答を紹介します。
証金の貸株残と融資残、信用の買残と売残の関係なのですが、貸株残や売残が多いということは、この株は将来下がるだろうと見ている人が多いということでしょうか。
ただ、少なすぎると買い戻しが入らないと思うのですが、この辺の見方や数値の読み方や基準などお教え願えないでしょうか。又、逆日歩など発生している時は「買い」で入らないほうが良いのでしょうか?
当会でも一時期、売り残の多い銘柄が踏み上げられるのを期待してチェックをした時期がありました。
信用取引での売り残が多いということはある銘柄がある株価を上抜く(例えばその銘柄の年初来高値とか過去数年での高値)と、売り手が慌てて買い戻しに入るので、株価がさらに上昇するという理屈からです。
その後いろいろな書籍を読みましたが著者によって信用残高については全く正反対の論が多く見受けられます。
例えば、売り残についても「売残が多い=まだまだ下がる」「売残が多い=底近し」とどちらの説もそれぞれ多数あります。
さらに信用の残高についてはたとえ現引き等で反対売買は終わっていたとしても見かけ上の数値には反映されず、そのままデータには残ったりするため結局は短期売買においては売残や買残も決定的な要因にはなりません。
(ワザと売残が多いように見せて、ワナをかける資金力の多い組織があるという説もあります。)
そのため当会ではデイトレや数日のトレードでは、現在は信用残高は考慮しておりません。
同様によくトレード雑誌などでは「手口を読んで売買」といったことも書かれていますが、個人投資家にインターネット上で閲覧できる「手口が公表されている銘柄」自体も少ないのであまり実戦的ではないのでは?と思っています。
もし売残や買残にご興味があるのであれば、いろいろな銘柄の売残、買残を見るのではなく過去のチャートで調べて「売残、買残の推移と株価の相関関係が見受けられる銘柄」を数銘柄探して、その銘柄だけで半年から1、2年程度の期間での中期的な取引されるのが良いのではないかと思います。
(おそらく「全ての銘柄の株価は売残、買残と相関関係がある。」ということはありえないと思いますので、数銘柄を過去にさかのぼってチャートと売残、買残の推移を追いかけた方が良いと思います。
相関が見受けられればその銘柄はプロや資金量のある組織が規則的に売買している可能性があります。もし、そのような銘柄を見つけることができれば勝率が高まる可能性はあります。)
但し、信用残高だけ見て取引するのはリスクが大きいと思いますので必ずチャートを見て、以前の高値・安値の位置と今の株価の位置は必ず確認した方がよいと思います。
なお、一般的な信用残と株価の関係は下記のようにインターネットでも調べることが出来ます。
http://www.dan-d.jp/home/fleet7/Finance/Finance114.html
逆日歩に関してですが、「逆日歩が付く」=「売る株券が足りない」=「売り優勢」が教科書的解釈ですが、上昇銘柄では「逆日歩が付く」=「売り手に逆日歩負担発生」ですから、もし株価が下がらずに上昇し続けると売り手は「逆日歩負担」+「株価上昇による損失」というダブルパンチになります。
これが実際に発生すると売り手が「これはマズい!」ということで先を争って買い戻しに回るので、逆日歩が付いた銘柄が急騰することがあります。
これを「踏み上げ」といいます。2、3日急騰します。
従って逆日歩が付いているから「買ってはいけない」ということはありません。
特に以前の高値付近まで上昇してきていて、逆日歩が付いた銘柄で、しかも逆日歩が毎週高くなってきている銘柄は注目します。定石的にはブレイクしたら買いです。
売り手は「以前にここの高値で叩かれたから、今度も下がる」と思って売りに回ります。同じことを思う人が多くなると株券が足りなくなり逆日歩が発生します。
もし、ここで株価が下がらずに以前の高値を抜くと売り手はパニックになります。ダブルパンチが発生するからです。
もし、ブレイクする時に出来高が増えていれば売り方が我先に買い戻しに入っていると読めます。
もしその日陽線でブレイクして引けると、夜仕事が終わってから自宅でチャートを見たサラリーマン投資家が慌てる番になります。
成り行きで買戻しのオーダーを入れます。だから翌日ギャップアップします。
これは理想論ですが、このような銘柄は地合いが良い時には結構見受けられます。
押し目の銘柄も同じです。「下がると思って売ったのに押し目だったのか!」と売り方が慌てるために
踏みあがるという理屈です。
従って逆日歩が付いているから「買ってはいけない」ということはないと当会では思っております。
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