個人投資家初心者・中級者が
株式投資や先物取引で成功するための金融・投資知識
株式投資、先物取引を成功させるための金融・投資知識を紹介します。
トレードの敗因要因
敗因 3損大利小
「損失は限定し、利益は伸ばす。」よく言われる言葉です。
相場で資産を築く方法は他にはありません。しかし、この損失は限定し、利益は伸ばす、といいうことが大半の人には出来ません。出来ないと言うより「感情があなたに、そうさせない。」のです。
あなたがトレード経験が豊富な方であれば次のような経験がありませんか。
私は何度となくありました。
私は1年間ほぼ毎日デイトレードをして過ごしていた時期がありました。
私の手法の一つが「逆日歩銘柄のイニシャルレンジのブレイクアウト」というものがありました。簡単に説明します。
節どころに来ている銘柄で逆日歩のついた銘柄が、寄付きから30分間の高値を上抜けば、売り方は踏み上げを嫌がり、買い戻しにまわるはずだから、30分間の高値を上抜いて1または2ポイント上にある売り板が喰われ出したらエントリーする、というものです。
利が乗った場合は、10分ごとに利益の50%にトレイリングをつけて後追いします。もし、30分のイニシャルレンジの下限を下抜いたら負けです。ロスカットします。
この手法で例えば以下のような日々があったとしましょう。
1日目
ある銘柄の寄付きから30分間の高値が500円だとしましょう。
私はこの500円の上にある、501円や502円の気配値にでている売りの数量が減少を始めた(板が喰われ出した)ので、502円で指値でエントリー(購入)をしました。
案の定、30分の高値を超えてから株価は上昇し512円にまで上昇しました。
この時点で私の利益は10円です。
私はここで「利益の50%が無くなる507円まで株価が下がったら、エグジット(売却)する。」ことになります。
その後、株価は522円まで上昇しました。利益は20円になっています。
今度は「利益の50%が無くなる512円まで下がったら、エグジットです。」
その後、株価は512円まで下げたので、私は512円でエグジットします。
この日は10円の利益となりました。
(実際には512円に株価が落ちてきた時点では512円では売れないのですが、話しを分かりやすくするために単純化しています。また手数料、税金は無視して話しを続けます。)
2日目
今日の注目銘柄は30分間の高値が700円です。
私はこの700円の上にある、701円や702円の気配値にでている売りの数量が減少を始めた(板が喰われ出した)ので、702円で指値でエントリー(購入)をしました。ところが702円から上がらず、値が下がってきてしまいました。
30分間の安値である695円を下抜いたらロスカットです。
何度か上げ下げしていたのですが、結局、この日は30分間の安値である695円を割ったのでロスカットです。今日は7円の損失です。
3日目
今日の注目銘柄も30分間の高値が700円です。
私はこの700円の上にある、701円や702円の気配値にでている売りの数量が減少を始めた(板が喰われ出した)ので、702円で指値でエントリー(購入)をしました。ところがまた、今日も702円から上がらず、値が下がってきてしまいました。30分間の安値である695円を下抜いたらロスカットです。
値がさらに下がり、695円を下抜いてきました。私はかなり不機嫌です。
ここでエグジットしてしまうと、3日間のトータルが大幅な損失となります。
そうこうしているうちに950円になってしまいました。(*1)
損失が拡大しています。
「どうしようかなぁ。エグジットしようかな?」
ところが、幸運なことに時間と共に株価は値を戻し、なんと712円まで上げてきました。
「ラッキー!」です。
ついさっきまで損失だったのに、今では利益まで出ていることになります。
「またすぐに下げるんじゃないか?」不安です。
「下げないうちにエグジットしてしまおう!」ということで、712円でエグジットして10円の利益確定です。(*2)
3日間のトータルで13円の利益が出ています。
さて、この3日間で問題となる点はどこか分かりますか?
下線部のところで自分の「30分のイニシャルレンジの下限を下抜いたらロスカット。」「利が乗った場合は、10分ごとに利益の50%にトレイリングをつけて後追いします。」というトレードルールを破っています。これはもちろんトレーダーが行ってはいけない行為なのですが、これを「損失は限定し、利益は伸ばす。」という視点から見ると(*1)では、損失は限定しなくてはいけないのに、「損失を拡大」させています。
そして(*2)では利益は伸ばさなくてはいけないのに、「また下げないうちにエグジットしてしまおう!」ということでトレイリングもつけずに「利益を限定」してしまっています。
結果として利益が出ているからOK・・・・・ではいけません。
資産を増やすには「損失は限定し、利益は伸ばす。」しかないのに、大半の投資家は1回1回のトレードで損を出したり、負けることが嫌で、利益を伸ばすことなく「限定して」しまったり、損失を認めるのが嫌で「損を限定せずに放っておく」ことが多いのです。
結果オーライでは「継続した資産の増加」は達成不可能です。いつかとんでもない失敗をします。本当です。経験から言ってます。
あなたは常に「損失は限定し、利益は伸ばす。」ことを心掛けないといけません。
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