個人投資家初心者・中級者が
株式投資や先物取引で成功するための金融・投資知識
株式投資、先物取引を成功させるための金融・投資知識を紹介します。
トレードの敗因要因
敗因7 例題を実際の全てと思う
私がトレードを始めた当初に知った初めてのトレード手法は「ブレイクアウト」です。あるトレードセミナーで講師の方が「こういう風に上値抵抗線で叩かれていた株価がある時出来高を伴ってこの上値抵抗線を突破するとこのように上昇します。」といって何枚かの日足チャートをスライドで見せてくれました。
「どうですか!この銘柄もこの上値抵抗線を上抜いたら上昇しているでしょう。」「ほら、この銘柄も同じですね。」
「す、すごい!これで自分は大金持ちだ!」と私は大喜びしました。家にさっそく上値抵抗線付近で停滞している銘柄をいくつか探し、翌日以降ずーっとそれらの銘柄を監視していました。ある日ついにその内の1銘柄が出来高を伴ってブレイクアウトしました。
「やったー!これで明日は儲かるぞ。」と喜んでその日は眠りにつきますが、なかなか寝付かれないほどに興奮しています。
で、翌日・・・寄り付きからギャップダウンです。
儲かるどころか大損です。
「?????」トレード初心者の私には理解できませんでした。「何で?言われたとうりにやったのに?何で損するの?ブレイクアウトしたら上昇するんじゃなかったの?」
当たり前のことですが、全てのブレイクアウトが上昇するわけが無いし、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあります。
トレードの講師はブレイクアウトの説明をするためには、ブレイクアウトが成功したチャートを見せて説明しなければなりません。
ブレイクアウトが失敗したチャートを見せてもブレイクアウトの説明にならないからです。え、当たり前だろうって?!そうです、当たり前すぎるほど当たり前です。
でも「ズバリ的中!○○投資法」ってその投資法が成功しているチャートが出ていますよね。「勝率100%驚異の○○チャートソフト」の説明画面って必ずその買いサインや売りサインが的中しているチャートで説明してありますよね。
こえらは全て「トレードセミナー講師のブレイクアウトの説明」と同じではないですか?株式雑誌に載っている**アナリストが「私の過去の推奨銘柄」として掲載されているチャート図って「トレードセミナー講師のブレイクアウトの説明」と同じではないですか?
投資手法や説明の仕方がちょっと専門的な言葉をつかってそれらしく表現しているだけで、本質はみな同じことを説明しているのです。
このことに気づかない投資家は延々と同じ過ちを繰り返して損をするのですが、それでも「金融工学の粋を結集した驚異の○○投資法」とかを見つけると「これは凄い!」とか思って、また同じことをやってしますのです。
「師匠!言われたとおりにやったけど株価は上昇しませんでしたよ?何で?」と聞いても「今回は出来高が少なすぎたのです。」とか「うーん、ここにもう一本上値抵抗線がありますね。」とかいわれるのがオチです。
違います!その時、もし出来高が3倍あっても下げていたでしょうし、もう一本上値抵抗線があったとしても上昇するときは上昇しているはずです。
本質はひとつです。どんな投資手法を使おうと上げ下げは50%の確率でしかありません。
前述しました勝率とも関係するのですが、100%予測できる手法や情報は相場には存在しません。あなたのまわりにトレードで生計をたてている人がいたら、必ず同じことを言うはずです。どんなに優れた投資法でも、いえ、優れた投資法であればあるほど、勝率は8割や9割りになることはありえません。
(「優れた」という意味は勝率の高い投資法、ということではありません。資産を増やすための投資法を「優れた投資法」といいます。)
せいぜい5割から6割の勝率を1%でも2%でも自分の有利にするために努力をするべきなのです。
そこに描かれている成功例は、それを説明するために必要な例なのです。
単なる例であって、全てではありません。
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